アガベ・テキラーナ・ウェーバー アスール種
アガベ・テキラーナ・ウェーバーのアスール種は、メキシコに200種類以上も存在 するアガベの中から唯一、テキーラ規制委員会が原産地呼称を守るために使用を 許したテキーラ の原材料です。
テキーラ となるアガベは、ハリスコ州のテキーラ 市周辺の峡谷を原産としていま す。この地を切り開いた祖先たちがこれを調理、粉砕し、水を加えて出来た絞り 汁に情熱を注ぎ込み新たな姿へと変化させ、それを彼らの祭りや神聖な儀式に用 いました。 私たちの高祖父ドン・ペドロ・カマレナは、豪傑で先見の明のある地主でした。 ラバを使ってアシエンダ(=荘園)からグアダラハラまで農作物を運ぶ仕事をし ていたエンリケ・エルナンデスに頼み、テキーラまで足を伸ばし、アガベの子株 を持ち帰ってもらいました。
アガベの子株はとても強靭で、数日かかる旅に耐えただけでなく、また植え付けるまでの間も萎びずに、生まれ育った土地とは異なる暖かな気候の土地にも順応していきました。何年にも渡り、ロス・アルトスのミネラル豊富な赤い大地に根付いたアガべは、元々の産地であるテキーラよりもさらに大きく、なお一層高い糖度になれることを証明し、より良い品質と味のテキーラを生み出しています。